P限定がシンデレラって事で…
シンデレラ話でもしますかね。
長文&駄文注意。
痛い系の話もありますので読むのは自己責任でお願いします。
シンデレラの大まかなあらすじは、継母とその娘2人にいじめられている正直で美しい娘が名付け親の仙女の力を借りてお城で行われる舞踏会に出かける。
その際、仙女に必ず12時より前に帰ってくる事を約束させられる。
12時を過ぎると魔法は解け、全ては元に戻るからと。
城でシンデレラは王子と恋に落ちるが、12時時の鐘を聞き大慌てで大階段を下りる。
その際はいていたガラスの靴を片方落としてしまう。
シンデレラの足のサイズはとても小さく、王子は「この靴にぴったりの足の娘と結婚する」というお触れを出し、国中の全ての未婚の娘にスリッパテストをするように命を出す。
どの娘の足にも合わなかったガラスの靴が、シンデレラの足にぴたりとあい、二人は結婚して末永く幸せに暮らしましたとさ。
ってかんじですかね。
さてさて、スリッパテスト。
これ、かなりの数の類和が世界中にあります。
エジプトでは「ロドピスの靴」日本だったら「吉祥姫」中国は「ヤン・パとヤン・ラン」中国とエジプトの共通点が、双方とも鳥に靴を奪われエジプトはファラオ(鷲)、中国は働き者で人気者の若者(鷹)にその靴が届けられる。日本は神様が帝の夢枕に立ち絵姿と履を帝に渡して「絵と履をたよりに娘を探せば世に二つとない美女を得られるでしょう」と告げる。おきたら本当にその二つがあって…というもの。
どの靴も一人の女性にのみあつらえた様にピッタリというのが特徴で、娘の足が非常に小さいというのも共通点。
魔法使い(仙女)が靴に魔法をかけているからという説もありそうだけど、個人的に中国の「ヤン・パとヤン・ラン」は靴がピッタリな理由が明確なので好きです。
娘が自分のために自分で草で編んだ美しい靴なので。
でもって、お相手の青年が娘を見初めたのが「こんなに美しい靴を編む娘と結婚したい」と思い嫁探しをするって所も好き。
シンデレラ系って美女だから嫁に欲しい!ってパターンが多くて(性格もいいんだけどさ)まず見た目かよ!って王子系が多いのがちょっと不安だったわけですよ。
美貌が衰えたらどうすんの?とかいらん心配したくなっちゃう^-^;
でもってこの青年、ただの金持ちとかじゃなく、働き者って所も地味にポイント高いとおもうんだよね。
働き者同士で性格も良い同士が結婚したら本当に幸せになれそうな気がするからさ。
デレラ系は基本村娘とか町娘がいきなり王族の仲間入りですもん。
礼儀作法だ仕来たりだでがんじがらめになりそうな気がしてね…それすらも乗り越えられる娘さんたちだとは思いますがプレッシャー結構ありそうよ~。
靴
草で編んだもの、神様がくれた靴、魔法で作った靴、、魔法の箱から出した靴、母の墓の上に植えた木から出てきた靴。
いろいろあるけど、個人的にツボだったのはイタリア系のデレラちゃんの「黄金の靴」ぜってー重いでしょ!
しかも彼女、南瓜の馬車ではなく徒歩で城に乗り込んでおりますw
パワー系なベッラですな。
もともとはリスの毛皮(だったかな?)の靴ってのを英文に訳すときにガラスと間違えたって説があった気がしなくも無いです(うろ覚え)
なぜ靴を落としたのか
単純につまずいたって考えるのが一般的かな。
サンドリヨン(シンデレラのフランス語読み)では明確に書かれているのですが、サンドリヨンは3度城の舞踏会に出かけています。
2度目までは12時の鐘がなるより前に家に帰りますが、3度目でどうしてもサンドリヨンを嫁にしたい王子は一計を案じ、時計を遅らせる様命令。
しかも城の大階段に足止め用のタールを塗りたくるように命令。
鐘の音に気づいたサンドリヨンは大慌てで城から逃げ出しますが、ベタベタのタールに靴がくっつき、片足裸足状態でダッシュ逃亡!
ドレスの裾からげて全力疾走する姫。見てみたい…!!
仕返ししてたりもします
意地悪な義理のお姉さん2名。
有名どころのシンデレラでは「貴族の息子を紹介し、二人の姉も反省して皆幸せハッピーエンド」ってのが多いですね。
ものによっちゃ、幸せのお零れにあずからねば!と欲かき2姉妹が花嫁の介添えで両サイドに。
鳩が飛んできてデレラの肩にとまり、姉娘の目を突いて片目失明。
こりゃたまらんと、立ち居地を変えた(阿呆だろうこの姉妹…)ら残った一方の目も突かれて無事両目失明♪
※この話の姉妹は、スリッパテスト時に継母に言われてつま先や踵をナイフで削っていたりしますので踏んだりけったりですわ。
でもさ、絶対返り血浴びてるだろうにそんな花嫁見ても動じず結婚式挙げきっちゃう王子と王族もある意味すごいよね。
昔話は突っ込みどころが多くて好きだわ~。