マザー2感想2
マザー2の感想2です。
ストーリーが意味深でした。
マザー2の場合は「世界が何でできてるのか」を考える必要がありそうです。
ゲーム中のある老人の説明によると主人公自身が宇宙のシステムになっている、との事です。主人公が神みたいな説明ですが、要するにこのゲームの世界は主人公のイメージを投影してるっていう意味だと思います。
だからある地点に到達することによって主人公の小さい頃の記憶がよみがえったり、主人公の思っている事が文字になって出てくる場所があったりする訳です。
また、ゲーム開始前にカッコイイと思う物を聞かれますが、これが主人公「だけ」が使える必殺PSIの名前になります。
おまかせ候補に「SMAP」があるのが時代を感じます。
ラスボスのゲームデザインは特徴的で,ググってみるとその正体についていろんな考察がありました。
中でも主人公の価値観がラスボスを生んだっていうのは納得できました。
「邪悪だと思ったものが敵になる」、例えば「おんしらずないぬ」などです。
確かに敵の名前には大体悪い形容詞がついていました。
そういう意味で冒険で出会った敵を思い出してみると面白いです。
例えば5匹の中で自称「3番目に強い」あなのぬし。…まあ主人公にとっては悪い事なんでしょうねえ。
あとは殺虫スプレーに弱い「あれ」という名前の敵、現代名「G」。これは悪も何も人類普遍の敵ですね。
主人公自身が宇宙のシステムって言う事は、極端に言えば夢オチである可能性もあります。
ゲームの始まりは夜、隕石の落下で目が覚めたところからです。
そして内容が滅茶苦茶で、例えば道中タコの形をした物体が道をふさいでいて、そこを通るにはタコの形をした物体を消すためだけの機械「タコ消しマシン」が必要になります。
荒唐無稽な設定が多くて夢でも不思議ではないくらいです。
でもそういう夢みたいな意味不明な子どもの空想ゲームでも大人がやっても楽しいところがマザー2のいいところだと思いました。