セカンド

細い道

小説/詩

一本の細い道が
私の前にある

それは
荒れ果てた野の中へと続いている

奥深い森林の中にあったと言う
王宮やその街並み

栄華の後は跡形もなく
崩れかけた石碑の名を尋ねても知る人は誰もいない

この道をかつて歩いた人々は
いったい何処へ消えてしまったのか

道端に小さく咲いている白い花に尋ねても
なにも答えてはくれない

あなたのこぼす朝の純粋な白露は
郷愁の涙なのだろうか

私の前に続く
あまりに細い一本の道

それは先の見えない荒れ野へと
続いている

私は今歩き始める
手探りでまた一歩と



先日、拉致問題の新たな展開に関する
曽我ひとみさんのコメントを読みました

一本の「細い」道が出来たのかも知れない・・・と・・・
悲しくなりました

以前、別ブロで『こんな国はいらない』と書いたことがあります
その考えは今も変わっていません

拉致問題の進展を期待します


#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2018/07/27 00:40:59

    奈柚様

    荒野を踏みしめても道は出来る
    そうですよね忘れない事

    こればっかりは
    無力さを感じます

  • 奈柚

    奈柚

    2018/07/26 15:57:43

    解決への道なのかな?

    もしそうなら
    細くても皆で通れば広くなるんでは?
    解決するまで皆が忘れない事が大事

  • セカンド

    セカンド

    2018/06/29 02:24:33

    吉春様

    わずかな望み

    それが例えどんなに小さくても
    きっと光のように思えるのでしょう

    それが現実となる様に
    祈ります

    細い道が切れる事無く
    繋がっていることを期待して!



  • 吉春

    吉春

    2018/06/29 01:58:59

    セカンドさん今晩は
    >「あまりに細い一本の道」
    であったとしても、なぜ人は歩き始めるのでしょう?

    その先が明日へ続くと知ればこそ
          道なきみちに人は在りけれ

    手探りで標をただす道でさえ
          信じることが足を進める

    期待される結果が見込めないと判断したとき
     果たして人は、その一歩を踏み出すのでしょうか……
    私の答えを歌にしてみました。

  • セカンド

    セカンド

    2018/06/27 09:34:57

    £ゆうな様

    どこまで続く荒れ野なのでしょうか

    小さな棘の道の先に大きな広場があって
    再会という幸せを手に入れる事が出来ます様に!

  • £ゆうな

    £ゆうな

    2018/06/26 17:02:35

    細い道を歩く事は、勇気がいるかもしれません。
    荒れ果てた野へと続くと分かっているならば
    尚の事。
    「私」は手探りでも、歩いているのですから
    いつか、荒れ果てた野に着いたとき
    一休みをして開墾を始めるかもしれませんね。

    新しい世界を作る為に。