夜霧の巷(28)
地域経済研究所は普通の文化的な研究所ではないことは明白であった。暴力団や右翼がらみの組織と連携しながら、企業を脅して収入を得ようとする総会屋の隠れ組織と言っていいだろう。地域経済という聞こえの良い看板を掲げているが、会社の裏事情を探り当てては脅迫まがいの記事を会報に掲載して、広告収入を稼いでいるようであった。会報と言っても市販されていないから、一般の人が見にすることはない。ある意味、なあなあの世界での組織であった。現に地域経済研究所が入居しているビルに警察官が立哨しているのを見ると、裏社会の抗争事件の様相を呈してきた。
菅原は意を決して、後輩の二宮健次刑事に連絡を取ってみたが、警察署の交換手から多忙ですからと軽く断られてしまった。菅原は自分のスマホの番号を教えて、本人に伝えて下さいと念を押して電話を切った。たとえ表面的に拒否されたとしても、交換手がメモしてくれただけでいいという判断であった。この読みは当たった。夜の7時頃になって、二宮から連絡があり、港通りの「カンテラ」という居酒屋で待っているということであった。
居酒屋の入口には昔懐かしいカンテラがぶら下がっていた。風情があっていいものだと暖簾をくぐって菅原は感じた。入口で視線を泳がせていると「先輩。こっちです。」と二宮が奥のテーブルから手招きしてくれた。
「初めて店に入ったが、いい雰囲気だね。」
「そうですか。親父がやっているのですよ。」
「ええ。本当?。たしか、君のお父さんは船会社に勤めていたのじゃないか。」
「貨客船のコックをしていたのですが、早めに引退して、この店を始めたのです。もう、三年目になるかな。まあ、久しぶりに会えて、嬉しいです。一杯いきましょうよ。親父の店だから、安心して飲んでくださいよ。」
アメショ
2018/07/14 08:17:49
ちは
金 美齢氏が言う。「素直は宝」と。
オームのせいで、おかげで、刑務所、刑罰が、を、みんな研究だ。
エリートたちの払った税で、奴らは、3食昼寝付きだ。そう、まだ、「人権があるわけで。」
そう、死にたいから、罪を犯す。私は、ありだとおもう。
だって、生きてるだけで!。超しがらみだ。
人生経営が上手くないと、苦痛なだけだ。取り方!。
あえて云う、「23歳くらいで、国民栄誉賞とった羽生弓弦って奴」私は、嫌いだ。
つまらんだろう、年相応!でしょ。60歳まで、返上しろ!。