脳活日誌1145号
思考の概念。
頭は言葉で回転している。言葉とは現実を集約した概念である。この概念は多種類ある。例えば、私。自分。自己。自意識というように表現する言葉、概念が何種類もある。どの表現を選ぶかは個人の自由である。これでないといけないという規定はない。まあ、気分で選択していけばいいわけである。しかし、同じ言葉だけを何回も使っていると飽きてくる。そこで何か、自分なりに表現や概念を考え直してみる。
世間という言葉がある。これを世間とは他人の意識の集合と置き換えてみる。世間と世論はどう違うのか。厳密にいえば、世間とは広がりの範囲が狭い地域性を感じるが、世論となると大きな国全体の領域を指しているように感じられる。身近な出来事として世論調査というものがある。無作為でコンピューターが電話番号を選択して個人あてに電話がかかってくる。ガイダンスに基づいて回答を求めてくる。この白黒の結果を集約されたものが世論の動向調査なのだが、こんなことで世の中の動きがわかるのだろうかと疑問に感じるが、そこは統計学という学問があって、かなり正確な確率で結論が導かれていくものなのである。
内閣の支持率が30%を切るかどうか。これも分岐点とされている。40%台になれば、一安心であるらしい。総選挙も投票する前から、ある程度の結論が出ているといわれている。世論=他人の意識の動向を、いかにして知るか。これが分れば、億万長者になれるかも知れない。どうしてか。簡単だろう。売れ筋商品が事前に分かれば、ボロ儲けできるではないか。商品の市場調査も無作為でコンピューターにしてもらえばいいだろうが、使用価値の世界は今だ謎だらけである。
みき
2018/07/15 11:11:22
ごま塩ニシンさん、おはようございます。
言葉。
一番身近で、それでいて一番難しい存在かもしれません。
感情を表す最も有効な手段ですけれど、人の感情、自分の思いを言葉で正確に表すのって難しいです。
そもそも、100%正確に感情を言葉で表すのは不可能なのかもしれません。
まして、言語の翻訳って輪をかけて難しいです。
言語の裏には、その社会の歴史があって。
単語、文章を正確に他言語に訳すのって、これも突き詰めれば不可能なことなのかもしれません。
・・・不思議ですよね。
それでも、外国人とコミュニケーションをとることができます。
きっと、言葉意外に、言葉のトーンや表情といった、記号化できない要素が大きいのだと思います。