ごま塩ニシン

脳活日誌1160号

日記

  暑かった7月も終わり。
 熱暑と豪風雨の7月が終わりを迎えた。記録づくめ、変則づくめ、実に奇妙な夏。これから先のことを考えると、「温暖化」云々では済まされないだろう。猛暑の東京オリンピック。選手も大会関係者も大変な事態になるかもしれない。大会期間中に変則台風でも襲来したら、もう、どうなるのだろう。想像がつかない。

 前回の東京オリンピックはお祭りムードが一杯だった。だが、どこか、2020年度のオリンピックは盛り上がりに弱いところがある。もっと、底上げしてほしい。お祭りの行事化になってしまってはよくない。日本の底力を見せて欲しい。

 スポーツでメダルを獲得するのはいい。これに勝るものはないだろう。だが、最近言われていることは、日本の国力を示すバロメータの順位が、いろんな分野で下がってきていることだ。人口減少の問題、国の財政の問題、高齢化社会への対策不足、年金問題、格差社会、若者の所得の低迷、犯罪の増加など今の社会が抱える問題が複雑になってきている。こうした諸現象が底辺にあるから、諸手で手放しでオリンピックを迎えられない側面があるということだろう。

 国の祭典としてのオリンピックが、将来の日本にとっての飛躍の節目になるように活用してもらいたい。一部ではオリンピック後の先が見えてこないという不安がささやかれている。何のためのオリンピックか、何をするためのオリンピックなのか、この点を国民に分かりやすいように解説してほしい。