セカンド

長い空白

小説/詩

空白に爪を立てる
その傷口から愛の欠片が溢れ出る

暑い夏がやって来た

半年前
私は愛をはらんだのだ

吹雪く冬の日に
クリスマスキャンドルを見つめながら

それは疑いのないもの
確信だった

そして
あなたの影すら見えない春の日も

涙で霞む幻の中に
咲く花の香りの中にあなたを感じていた

空が青いって誰が決めたの
私の心は雲になりそこに浮いては沈んでいた

暑い夏がやって来た

私は空に浮き
膨れ上がった空白に爪を立てた

ゆるく裂けた傷口から
愛の欠片が零れ落ちた

糸を引きながら
いくつも

いくつも
いくつも

それらは静かに
地上へと落ち続けていった

暑い夏の中へと



今日も暑かったです
想いを持ち続ける事は負担がのかもかも?




#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2018/08/03 01:04:12

    えのころ様

    「もやもや」は暑い日には負担増となりそう
    早くスッキリと消えます様に・・・

    たっぷりと3バージョン拝聴しました^^

  • えのころ

    えのころ

    2018/08/02 02:26:14

    やり場のないもやもやを処理しかねている、今の私の気持ちと重なります。
    まあ深いことは言えませんけどね。

    ところで、DEMONSTRATIONの動画がURL入れても出ませんね。
    教えて下さってありがとう。
    なぜか、何を入れても私のチャンネルの方の動画が出ません。
    こちらを入れると私のチャンネルが出るのでご覧ください。
    私のチャンネルです。開くとトップページに置いてあります。

    Ichii-YouTube