ぞ先祖様をお迎え。

　玄関先からご先祖の御霊をロウソクでお迎えし、御詠歌を唱えた。こうしたことを文章として書くのは初めてだろう。もう、歳だということだ。其のうちに、ご先祖の御霊が見えてくるかもしれない。正直いうと、ご先祖様より、お前は何をしているのかと、叱責を受けるかもしれないという不安があるからだ。人生、九割ほど経過したから、今更取り返せない。最後に笑う者は最もよく笑うという格言があるが、延長戦12回裏の満塁逆転ホームランはない。逆立ちしてもない。ないものはない。ないない尽くしだ。無もよし。これが思想だから、ご先祖様も、匙を投げるだろう。一時でも我が家で休んでいただければ、ありがたい。其のうちに、あの世でご面会できるだろうと思っている。ではでは、本日はこれまで。