【お話】クラシカルに、セピア色。
クラシカルに、セピア色。すみれの花は、思い出の名残りへの、手向けの涙。
もらったステキコーデ♪:10
かつてあったことのはずなのに、確かにあったはずなのに。
時が過ぎゆけば、すべて、
わたしの感じたことも、消えないでと願った思いも、すべてが。
セピア色に染まり、
ゆるり、ゆるりと、消えてゆく。
すみれの花は、涙。
鮮やかなこの紫を、せめて手向けましょう。
かつてあった、確かにあった、
今は、時の風にさらされて、セピア色の中に沈む、
はるかな日々を駆けぬけていった、幼いころの、わたしに向けて。
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すみれの花束。無料ガチャで出たこのサイズがけっこう好み。
有料の、合成のスミレの花かごのほうは、花が大きすぎて、気に入らなくて。パンジー並みの大きさだよ、あれ。