脳活日誌1202号
秋の蚊。
秋の蚊は弱々しく哀れに思える。確か太宰が書いていたように思うが、作品名が浮んでこない。ご存じであれば、教えてください。今日は今年最後の庭木の枝はらいをした。もう年だから屋根に上って、ハサミでパチパチと枝切りしていると転落しないかと冷や冷やである。なんとか無事終了できた。これから陽が陰ってくるので枝はらいをしておかないと、庭が日陰になってしまうからだ。それに木そのものも枝を切って、散髪しておかないと元気をなくしてしまう。植木屋さんに頼めばいいのだが、まあ節約して自分で仕事をしているわけである。
弱々しい蚊が腕に止まりにくる。腕を振っても、逃げない。まあ、蚊さんも必死なのだ。なりふり構わず人間様の血を吸って、子孫を残したいのであろう。だから、特攻隊のように一気に吸い付いてくる。腕に止まるが、姿が弱々しくやぶ蚊ではないから、吸う力も弱い。だから、腕に止まるのを確かめてから、バッシッとやっつけることになる。可哀そうだが仕方がない。見過ごすわけにいかない。蚊に加えて、厚かましいのは蟻である。幹や葉に蟻がいるから、枝はらいして、落下した枝を集めだすと腕だけでなく、首筋や衣服に蟻がまといついてくる。この蟻を払うのも一苦労であるが、秋本番の年中行事が終了し、一安心である。ああああ、疲れた。チョコレートを食べて、賞味期限の過ぎた「しょうが湯」をお湯でといて、ホットで呑んでいる。心安らぎます。