https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36460760T11C18A0NNE000/

アメリカの株価が暴落する中、トランプが成果を上げた。
トルコでクーデターに加担した容疑で軟禁されていたアメリカ人牧師アンドルー・ブランソン容疑者が釈放された。
アンドルー・ブランソン容疑者はトルコの裁判所の判断で軟禁されていたが、不可解にもトルコ裁判所の政治判断？が働いたのか、アンドルー・ブランソン容疑者の釈放を決めた。
これで福音派の有権者は共和党に投票するだろう。
考えてみればトルコの輸入品の関税を引き上げたトランプの思惑は、アンドルー・ブランソン容疑者の釈放圧力であった。
トルコ大統領が折れた格好だが、この間　トルコリラは暴落し事態は悪化の一途であった。
それが牧師釈放で良い方向に向かうのかは、実のところわからない。
と言うのも牧師を釈放すれば関税の引き上げを止めるのか、というトルコの問いかけにトランプは
「牧師を釈放しても関税引き上げは止めない」と突き放していた。
今回の牧師の釈放が政治的取引、交渉の結果である事は明白だろう。
後はトランプがイラクの関税をどうするのか国際社会は見ていることだろう。

それにしても福音派の票が欲しいからというだけで牧師の釈放を強行に要求するトランプは横暴だと言わねばなるまい。
トランプの理論では、票が増えるなら戦争でも同盟破棄でも何でもやりそうだ。