紫穂

秋の詩(短歌)

日記

夕飯に秋刀魚が食べたい空泳ぐ 鰯の群れ見て呟かれても

秋風に揺れる稲穂の輝きは眩しすぎます 距離を置かせて

膨らんで破れたつぼみは飛び散って 桔梗のようには咲けないようで

木々染まる 茜 山吹 知らぬ我 実も葉もつけない蜻蛉も寄らぬ

秋色に染まる並木にただ独り 葉もない私は北風を待つ

名月に映し出された秋桜が 風に揺れても誰も気づかず


柿重くたわわに実り腰下ろす 揺れる細枝 地面と遠い

赤朽葉 もゆる想いに焦がれるか 葉のない枝には 風が冷たく

風まとい 優しくうたうススキ葉と そっと寄り添うコオロギの声



お気に入りの秋の詩まとめてみました(*´v`)
上の方が古いので、一番下が新しいやつ。
色んなところに置いてきたものをかき集めてきました。


#日記広場:日記

  • £ゆうな

    £ゆうな

    2018/10/16 20:22:26

    >夕飯に秋刀魚が食べたい空泳ぐ 鰯の群れ見て呟かれても
    一番好きです 笑

    秋は物憂げ、淋しい歌も多くなりますが

    >風まとい 優しくうたうススキ葉と そっと寄り添うコオロギの声
    これはまた、秋の冷たくなってきました空気を
    ほんのりと温めて戴ける歌ですね。

  • 文月久遠

    文月久遠

    2018/10/16 18:57:04

    どれも秋を感じる歌ですね。

    秋の歌を読んでると 私も詠みたくなります。
    そこで一首w

       秋かおる月はさやかに野辺灯し
         応ふるごとく虫の音涼し