セカンド

交信

小説/詩

無機物の私が
無機物のあなたへたどり着く

無機質の空間の中を
私は進んで行く

色もなく音もない
ただ冷たい暗い空間の中を

私に心は存在しない
でも私はどこからか暖かさを感じる

それは波だ
何処からともなくやって来る波だ

音もなく色もない
たたの波だ

その信号をただ受取り
私は動いている

波の送り主は有機物だ
多分

私は私が誰であるかわからない
受け取った波の形で私は動く

もうじき私はあなたへたどり着く
あなたとはいったい誰なのか

私には進む道が決められている
暖かい波がまた入ってきた

もうじきあなたに到着する
暖かな波が短く鋭くなってくる

あと10秒で
あと3秒で

私はあなたに到着する
ただ到着する



何を書いているのやら・・・

小惑星、水星その他に探査機が向かっている
もちろん彼らに指令を出しているのは地球人

交信はただの電波だが
人間が作ったもの

機械がそれをどう感じるのかなって思った
もちろん感じる事自体は無いのでしょうけど

手塩にかけて探査機を作った人は
もしかしたらただの機械と観てはいないのでは・・・

機械に少しでも命を見いだせる
そんな感じで浮かびました

「はやぶさ」を見ていてもそう思いました








  • セカンド

    セカンド

    2018/11/10 09:25:31

    吉春様

    お腹の中の赤ちゃん
    生きているんだけど意識はどうなんでしょう

    そんな事も考えてしまいました

    この世の中全て認識できるものは
    人間の感知できる世界です

    探査機や仏像とか
    人間が作った物

    そこらの石や海や山は
    自然の作った物

    自然の石を神として崇めたり
    作った石仏に手を合わせたたり

    考えて見ると不思議です

    とすると機械を崇めたり
    愛着を持つのも同様なのでしょうか

    もしかすると人間は全ての物を受け入れる
    何らかの遺伝子を持っているのかも知れません

    でも全く排除という逆の事をすることも
    一度チェックしていらないものは捨てていく

    物や動物や同じ人間までも

    考えて見ると恐い物があります




  • 吉春

    吉春

    2018/11/10 01:48:12

    こんばんは
    >私はあなたに到着する
    >ただ到着する

    この辺りも無機質を擬人化して著した無機質らしさなんですね。
    やがてこの無機質には、AIなる『心』へと進化し得る可能性が搭載される。

    さて有機質の私と、このような無機質な貴方が会話するとどうになるのだろう。
    きっとそこには、無機質な貴方から『ポンコツ』扱いされる私がいるだろう。
    親愛なるポンコツ、それは人類に残された神にのみなし得る設計の所以なのだ。
       リコール寸前の吉春より。

  • セカンド

    セカンド

    2018/11/06 00:53:49

    えのころ様

    そうそう宇宙は未知の世界

    私たち人間が知り得たのは・・・
    というか見えるのは物質の5%だけ?

    他の95%は今のところは人間の能力では関知できない
    何かがあるのだけどわからない

    不思議ですよね

    高校の時は天文部&テニス部
    昼休みに太陽黒点の観測をして放課後はランニングの日々

    夜は星を眺め・・・
    学校には遅刻する

    探査機のニュース

    ホント!
    ワクワクしちゃいます^^


  • えのころ

    えのころ

    2018/11/05 22:38:44

    宇宙は未知の世界ですね。
    その未知の世界が探査技術の進化で少しずつ解明されていく。
    探査機「はやぶさ」が遥か彼方の小惑星から物質を持ち帰ったとか、
    時々、ワクワクするニュースを耳にし、ふと夜空に釘付けになったりします。(*^^*)