麒麟

麒麟

♪♪♪ ...の庵 ♪♪♪

小説/詩

居て欲しい時に
 居ない君

皆ではしゃいでる時に
  声かけてくる君


 夫々が呼ばれた方へ
  走り、すれ違っている事にも
   気づかないでいる


   何処から始めようか?
   何時から始めようが?

 そんな想いさえも 掌で包んだら砕け散った

  優しくなくていい
   只 居て欲しい時に
    居てくれるだけでいい


  其れが私の我儘

 忘れたくないから
  忘れたくないけど
   覚えている事が
    苦痛に感じるなら


  此の胸に剣を突き刺そう

  彼方というよりも早く
  私の刃が貫く事で


  誰も 傷つかない
  誰も  叶わない


 永久に在り続ける事で
 退化していく様々な形
 不死に委ねた時から
  番は番として生きるのに
  私には判らなくなってしまった

  過去に感情というもののせいで
  未来は閉ざされ死にかけた
  それで 今は
  決められた相手と共に居る事で
   安息に浸れるようにと

    決められた世界で

  私は 抵抗する
   旅立ちの時が来た
    最低限ってこれくらいかな?


 人ではないものが管理する場所から
  抜け出して 誰もが肯定する
   命あるものが
   生きてはいけない外へと


   扉を開く

 
    机の上に置いた本
    付箋がひらひら揺れていた
     本当に生きたいなら
     楽という篭の中から
     眠り続ける揺り籠の中から


   飛び出す 勇気で挑んで

   さぁ 歩き出そう

   全ては其処から始まる

  • 麒麟

    麒麟

    2018/11/24 20:27:15

    頑固な僕さん

    信条は大事。

    私はどうかなぁ、、、

  • 頑固な撲

    頑固な撲

    2018/11/24 18:50:34

    優しさは思いやり 男らしさは許すこと我慢です 僕の信条