くぃ
穏やかで繊細で探求心が潜んでいて
好き嫌いがはっきりしていて
なのに “何故?”
貴方はそう在るの?
惹かれて伸ばされた、手、手
物腰優しくそれでいて
丁寧に相手と接し
其れでも 捨てるの
キョウミガナクナッタラモウオシマイ?
嘆く彼女達の声は貴方には届かない
其れは貴方なりの意志でそうしたのだから
そんな人に惚れて最後に
名残惜しそうな言葉を残して
露のように消え行く女達を貴方は
どう 見ているのでしょう?
私は守り人。私は大樹
それらを見続けているだけ
優しく冷酷でまるで当たり前のように
群がる花達を選別するくらいだもの
其の傲慢さに 何れ
身の丈を知るがいいの
零れ落ちたたくさんの涙は
私の養分となり
今も生きて 一緒に見ているのだから