ら
- きっと君は来ない 独りだけのサイレントイヴ -
この歌詞を毎年 見守る想いで在り続けて来た。
誰よりも深く 秘めた想い、それさえも本当にその人は私を捉え見る事は無かった。
甘えるだけで 逃げているだけで だから 他の彼女達と同じように
其の人を認めなかった。 傲慢だとしても
女はさ 本能なのかな? 欠けた相手に温情一つ持つことなく
捨てる
- 雨は夜更け過ぎに きっと上がるだろう -
その通りかもしれない。その通りじゃないかもしれない
雨なんてずっと降ればいい
そうすれば 意味に触れられるかもしれない
其の寂しさに 其の恋しさに 応える事も出来ず
其れでも 愛を求めてさすらうの?
女は残酷だよ?宿す命が次の世も又その次の世も
在り続ける事を 女王蜂の如く 在るのだから
こんな夜更けに私の中でざわめくもの
謝らないよ 社会から守ってくれないと
発言したのだもの
寄生虫だね 私は
其れでも生きて往く為に 穢れ汚れ
其れを恥ずべきあらず
祖の身を 堂々見せしめ
在り続ける
男は苦しいよね
たった一人望んで欲して
応えの無い女に
ずっと焦がれ続けて
それでも冷徹な私達女は
残すにもかけているものを
未来に託せないから
恋だの愛は別腹でしかなくて
本当に欲しいものは
彼方に在るのも
捉える事が出来なくても
この手に無くても
彼方の声を拾いたい
彼方の慈悲を得たい
女ですもの
強請る事は不可不思議
きっと 私には
本当の愛も恋も訪れない
それでも
認めてよ 幾千の幾万の年月に
顰め飛ばした想いを
- きっとあなたは来ない -
その通りだよ だから安心して
独りを重ね続け
いつかあなたの重荷になる事さえ
厭う
其れが私だから
其れが答えだから
どうか 忘れて 私を
愛している なんてちっぽけな言葉だけでは
足りない程に覆い尽くせない程に
- 居るのにね -
さようならとこんにちはには
私はいないの
それでも....