黄昏日記

因幡の黒兎

日々思う事があっても実行出来ることはとても少ないのが現実。

噓吐きは、戦争の始まり。

日記

「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかしその真偽はいまだ定かでない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウイルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年嘘をやっつけろ。


平成31年1月7日朝日新聞掲載
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この文章を読んで思い浮かべた嘘、思い浮かべた嘘をつく指導者はおそらく千差万別。
この文章を作った人と読み手の私の思う嘘をつく指導者も一致しないかもしれない。



しかし、この文章に武器よりも強い言葉を感じました。


嘘をつき扇動する指導者、嘘をつき支持率を獲得するために敵を作り上げる指導者、
嘘をつき軍備化を進めようとする指導者。


嘘をつき自身の保身を図る指導者。


それに追随する報道、人民。


私も生きている今までに沢山嘘をついた。
小さな嘘から大きな嘘まで、知ってて言う嘘もあれば、知らずに結果として嘘をついた事も。
時に騙され、騙した相手の方が宣伝が上手で真実が嘘に覆われて噓吐き呼ばわりされた事も。

自分だって綺麗な身だとは思わないけど、今年は指導者の嘘に惑わされないように心がけよう。