麒麟

麒麟

♪♪♪ ...の庵 ♪♪♪

小説/詩

 誇りを失い 自分を失い
  其れでも生きる

 なんでもあるし何も無いし
  其れがどうした?

 儚い夢 幻の如く
  握り占める価値が在るか 無いのか
    其れさえ 依代の如く
     代償を 見失い

    その場に止め置く


 真摯な瞳に映る微かな炎
 張り巡らされた様々な立場の上で
  追追の追憶 口にするまいとして
    苦き味に唇を噛みしめる

 幽鬼の如き 彷徨うが筋だと言うなら
  何処までも張り付き 何処からでも侵入し
    其の身を 厭う

  私より先に 口ずさむというなら
    黙らせるだけ 其の唇を塞いで
      漏らさず 捉える

   其れが嫌だと言うなら
    目を覚ましなさい
   まだ 余力はある
   100%なんて言葉は確実ではない

   何処を見ても眩しいのだと言うなら
    探して 見つけて 


   -  私から始めなさい -

  歓喜の狼煙はあげないけどね