麒麟

麒麟

♪♪♪ ...の庵 ♪♪♪

小説/詩

 落ちる 背中から仰け反るように
  其の為に はらはらと花弁が零れ落ちる様に
    私は 今まで抱きしめてきた全てを
       手放した

  自由を手に入れる為に 自分を捨てる
  
  苦痛? 困難? 妬み? 僻み?
  恨み? 喜び? 哀しみ? etc
  全て 散り散りに消えた
  だから 此処に居るのは...?

 答えなんて求めない だって
  掴めばいいのだもの 捕まえればいいのだもの
   蜃気楼のようにいつも見失う君を
 もう 叶わないって 泣くだけの弱虫じゃないの

  答えなんて どうでもいい
  確かな感触を握りしめられるなら
 
   信念と共に生きるならば
     辿り付ける先は決まってる
       覚悟の中に潜む確実なる闘争心
         其れだけが唯一の武器だけど


   挫ける事なんてないわ
    だって 私は 

  - もう 存在しないのだから -