や
響く 響く そして問われる
此処は美しい花々が咲き乱れ
雅で艶やかで それはもう
此処こそが楽園といわれるのは当たり前
なのに 何でだろう?
陽の光を一心に受け潤い豊かな水も注がれ
其れでも お前という花は咲かない
何が不満なのか?
言葉を持たぬ花に問うても意味はないけれど
このままでは お前は イラナイ存在になる
背が高く陽の恩恵を受けて艶やかに咲き誇る
花々の中で 私は何時も憂いてる
確かに私自身 どんな花になれのか判らない
だけど問題は其処ではない
私 一人でいい
愛してくれるなら 一人でいい
愛でて愛しくしてくれるその相手は一人でいい
負の感情 誰にだってある
ケド守りたいのよ
咲く事を恐れ強張った私を
見捨てる事無く
愛してくれる存在に
いつか綻び咲くわ
だけど私という花はどんなものになるかは知らない
楽園で育ったのだから 其れなりかもしれないけれど
でももし そう もし
地獄に咲く花々であっても
愛してくれる?
強張らないでくれる?
本当の愛を試す時
人は覚悟を決めるという
私も同じ
もし 貴方に愛して貰えないならば
不毛と共に自分を粛正するわ
どうかお願い 心からの願い
届いて 受け取って
もしそれが叶わないというなら
どうかその手で私を握りつぶして