セカンド

月影

小説/詩

月が浮かんでいる
二月の漆黒の空の中に

北風が吹いている
頬を切るように痛く強く

どこまでも冷たく
透明な空間が広がる

そして星の瞬きの中に
あなたは居る

美しくもあり
手も届かない所に

私が見えますか
そんなに離れたところから

息を吹きかけても
星の光は揺らぐことすらない

私の温かさを少しでも
あなたに伝えたいのに

凍てつく地表に映るのは
今日もわたし一人だけの月影




  • セカンド

    セカンド

    2019/02/21 10:11:52

    ☽ほたる様

    想いが届かない虚しさ
    そんな事ってあります

    凍てつく冬の地表に映し出された
    影に自分の現実の存在を見てとっている

    そんな感覚でしょうか

    憧れって的を射ていますよね
    その通りです^^

  • ☽ほたる

    ☽ほたる

    2019/02/21 08:58:39

    憧れのような感覚なのでしょうか
    手の届かない、儚げなものほど
    人は惹かれてしまうのでしょうか
    近くにあるものほど見てなくなってしまうこともありますね。
    こういう憧れのような感覚は男性の方が強かったりするのもしれないですね(^^)

  • セカンド

    セカンド

    2019/02/21 00:51:56

    虫眼鏡で月を見ても大きく見えない・・・
    なぜだ?なんて小さい時思っていました

    月って魅力的です
    満ちたり欠けたり・・・そして明るさも

    人類の誕生以前からそこにある
    人間のDNAのなかに何かが組み込まれているのかな?

    かぐや姫に狼男
    月見草や月下美人(ちょっと違うけど月見うどん)

    関連するものも
    いろいろあります

    静かに私たちを見守ってくれている
    確かにそんな感じもしますよね^^

  • えのころ

    えのころ

    2019/02/20 23:42:48

    昨夜は雨でスーパームーンは観えませんでしたが、月に恋焦がれますね。
    普段より大きく明るい月だけに、姿は見えどもそのパワーは降り注がれているような気がしました。
    月光も月影も一見寂しい物のように思えるけど、
    言葉にできない秘めた想いもやさしく包みこんでくれるような寛大な存在です。
    そんな月のイメージが、この詩に重なりました。