ガラクタ煎兵衛かく語りき

チベットの民謡

日記

今もある制度かは知りませんが、大抵の学期で学級委員長を務めておりました。
(小中学校時代です)
大昔に(多分)ここで書きましたが、私は度重なる転校を体験しました。
まったく知らない同学年の集団に放り込まれた挙句、その次の学期には委員長です。



凄くね?



バカじゃね?



(今ではあやふやな記憶ですが)おそらくは真面目だったんですねw

とある炭鉱の街の、その学校のそのクラスには、一曲をみんなで歌ってから帰りましょうという決まりがありました。

そんな真面目な小学5年生の委員長が、その日の最後の授業を終えて(終礼って言ったっけ?)行うお仕事に、今日はなんの曲を歌ってから帰ろうかをみんなで決める発議作業があったんです。

煎兵衛委員長
「今日は何をうたいましょうか?」

みんな
「。。。」(期待している)

煎兵衛委員長
(察し)
「チベットの民謡でいいでしょうか?」

みんな
「はーい」

煎兵衛委員長
「それじゃあー、今日は何にしましょう?」

(意味不明ですよねwすぐに分かります)

みんな
「あ!」「た!」「お!」

煎兵衛委員長
「じゃあ、今日は、『あ』でいいですか?」

みんな
「いいでーす」

煎兵衛委員長
「それでは歌いましょう!せーのー」












全員

「あ!」



先生、ごめんなさい。これがほとんど毎日でしたね。
たった一言を発するだけではとても歌とはいえないのに。
ほんとごめんなさい。


たった一言。ちょびっと。ちべっと。
真面目な委員長の実態なんてこんなもんです。

チベットの民謡  完