セカンド

それは温かな記憶

小説/詩

遠くへ
それは遠くへと逝ってしまった

冬の砂浜に居た
風は強く切るように冷たく吹き

潮の香りは懐かしい
想い出を脳裏へと運んできた

砂を右手でにぎった
無数の砂が零れ落ちる

いくつもの想いが
消えていくかのように

左手で涙をぬぐった
それは絶え間なく流れ落ちてきた

いくつもいくつも
白い砂が吸い込んでいった

私は砂を捨て涙をぬぐい
手を合わせた

それは
あまりにゆっくりと沈みゆく夕陽に

あなたの面影が強く焼き尽くされるように願い
明日の私が今日より強くなるようにと願うために



悲しい日記を読むと悲しくなります
その方の分まで強く生きようって思います





  • セカンド

    セカンド

    2019/03/12 10:16:21

    ☽ほたる様

    想い出
    小さくなっていっても突然に星のように光り出す

    重い光なのか軽い光なのか
    歓びか悲しみか

    でもそれを見つめる
    自分自身の心が一番大切なのでしょう

    悲しみが明日の喜びに変われるように
    努力をするのも必要かと思います^^

  • ☽ほたる

    ☽ほたる

    2019/03/11 15:47:17

    どんなに遠くへ行ってしまっても
    無くなることはありません。
    その場所には居ないだけでいつも傍にあるものかもしれません・・・

    悲しくなってしまう事もありますよね
    言葉には本当に力があることを私も実感します。
    それでも強く生きようと踏ん張れるセカンドさんの想いがとてもいいなぁと思います^^
    どんな時も前を向いて歩いていたいですよね