ぐ
「私」が生きる事で
『私』が死ぬの
ねぇ 何でだろうね?
不条理だとか
在り得ないだとか
退屈な言葉は聞き飽きた
「私」は『私』の為に
沈黙を受け入れたわ
眠る事を容認した
だから
私は生きる 何が在っても
理由は分らないけど
本能が告げる
私は此の肉体を失わない為に
人間の世界で生きる為に
織り込まれた布の様な
遺伝子ではなく
魂の、、、
其れならば 恐れはしない
恐れるならば 知ってしまった
此の幸せを 手放す時
私は私を知らない無知なる子供
無垢さえも通り凄し
無知故に 此の身が血まみれになろうとも
無邪気に笑い続けるだろう
林檎を抱いたまま
奈落へと陥った最初の女
其の心を 其の気持が 判るなら
私は「私」に滅されても
恨まない
愛しぬく其の為に
時に 残酷を強いられるこなら
愛するが故
直向きが故
愚行さえも 受け入れる
魔女と呼ばれ 火あぶりにされた
彼女達の心が集い嘆く
されど 永久
其の意思は 「私」が受け継ぐ
其の為に 『私』は欺く
刻輪の時を止めて
生きる