ウォーキング 田起こしと春の鷺
うちから歩いて1時間強 約5キロにある
茂美の湯に行ってきました
純重曹泉掛け流し天然温泉です
なんですが
地元では人気ありません
「お芝居観劇のため」という送迎車や
8つある湯のうち、一番大きな露天風呂と
人気の古墳湯に湯が入っていなかったりするせいです
まあ、それでもウォーキング途中の汗を流しに銭湯のつもりで行きます
いつものようにウォーキングルートの
さきたま緑道を横切る元荒川を渡ります
小さな畑に耕運機が入って
冬の間に固くなった土を掘り返しています
今年も畑の準備が始まったなあと
橋の上に立ちどまり
咲き始めた桜の花の向こうの柔らかい土が盛り上がって行く畑と
田起こしの風景をしばし観覧
と、畑の隅にアオサギが寝そべっています
このちょっと上流に竹藪を枯らしてしまうほどの群れが
春にはわたってきますので
いろいろな種類の鷺を見ることができます
大多数は、人の近くには寄りませんが
中には不敵な輩もいて
国道沿いの雑草の中を物憂げに歩いては
通りかかった車から
餌にありついているのを見かけたこともあります
さて、こいつは耕運機の入っている畑で何をしているんだろ?と見ていると
耕運機の前に廻ったり、追いかけたり
また、寝そべって
首だけを伸ばして耕運機の動きを見たりしています
耕運機が一番端っこの最後の仕上げに入ると
やおら立ちあがり
耕運機の進む方向の隅に移動しました
まるで、ここを早く耕せとでもいうように
仁王立ちして待っています
そう、耕運機が土を掘り返して虫がでてくるのを
ねらっていたのです
土の中の虫は土を耕し栄養を土に与えるので
鷺に「利口な」と言っていいのか
「つつきだす手間を惜しむなよ」と言っていいのか
わかりませんが
自然の循環の中に耕運機が組み込まれているんですね
そこで一句
(句になっていませんが流行りなので温泉の中で詠んでみました)
耕運機
春眠(ね)る虫還す
なまけ鷺
大潮
2019/03/31 18:52:32
人間も機械で田起こしするんですから
鷺も恩恵にあずかっていいですかね
ルルルのル^^
2019/03/31 18:32:06
温泉いいですね
鳥も頭いいですね