森メメ

子供のころのこと

日記

子供のころには私は神様の声が聞こえていました。

聞こえたことのない人はきっと知らないと思うのですが
神様の声は耳からでなく、最初体の感覚として響いてきます。
私があれとこれ、どうするべきだろうか、と思い悩んでいると
心臓の下からみぞおちにかけて、重苦しい痛みがやってきて、
どちらの選択が正しいかを、私に教えるのです。

そうなったら、私はもう神様の選ぶ方向を選ぶしかありません。
怖いことでも面倒なことでも
私は手を組みお礼を言います。すると優しい女の人の声が聞こえます。
音で聞こえてくるのではなく、やはり胸のあたりにかすかな気配と
言葉が浮かんでくるのです。
でもそれは、私にはうれしいことでした。私は神様に愛され選ばれて
いると信じました。