か
何処にでも居そうな
何処かですれ違ってそうな
そんな風に見えるよ
何時かって言葉は
何となく苦手かな
だって 染みてしまう
本当は・・・って?
夕陽に陰りを帯びた電車が過ぎる度に
暗闇が蔽い被さり冷たい空気が首を過ぎると
置き去りにされた気持ちになる
何処かで安らぎたい
今でも想っている
勝手なのは判っている
だから此の足は踏み出す事も無く
遠くに居る人
近くに居る人
どちらも変わらないどちらも同じ
ゆえに 心は・・・
途切れた糸の端を握ったまま
今も歩いている たった一人で
往くあても無いのに
- 何処に行ったのでしょう?
握った糸の片割れは -
迎えにきてよ
迎えにいくよ
そんな言葉も 過ぎていく
過去に交わした
優しい・・・
嘘・・・