✪ 風のあなた空のわたし
もう後がないからとあなたはわざと怖い顔をして、
運命人であるあなたに立ち向かった。
わたしは俯いて天体の動きを思い描いていた。
あなたが起き上がると、
寝転んだ形に倒れていた草がカサカサと音を立てて自由になった。
ただの気晴らしに砂山を崩したり水を石でせき止めたりして、
あなたを振り返ってみると腕をくんで空を見上げていた。
眠っているようにも見えた。
なんだってわたしだけがこんな思いに悩まされなくちゃいけないのか、
目の前を横切った魚の影に感動してもういちど見つけようと試みる。
濡れてしまった手足を草で拭いてみる、
あなたが丁度目を開けてまぶしそうに笑った。
笑うととても幼く見えて、
わたしの思いなど風の中。
秋コアラ
2019/06/19 23:06:45
人か、天か、・・・^^?
楓花
2019/06/19 22:34:04
風さんと天さんの、素敵なお話なのね❤
今度、生まれ変わったなら、まっすぐ生きようと思うの(^_-)-☆
KEI
2019/06/19 21:24:34
それでも、風と空は仲良しさん、ね(*´ω`*)