セカンド

星の香り

小説/詩

木漏れ日になれない星の光が
やさしく枝葉の間から声をかけてきた

それは透明な金や銀の糸となって
私に纏わりついた

見上げると月明りの下
何千もの葉が映し出されている

それらは黒い小さな無数の手となって
糸を持ち風にそよいている

織姫はもしかしたら
この星の糸を織っているのかも知れない

どこからか機を織る音が聞こえる
それは樹林のざわめきなのだろうか

私は袖に付いた
何本かの星の糸を紡いだ

目を閉じると
いくつもの星の香りがした



なんとなく頭の中に浮かんできました
さっき木星を見ていたからかな?

  • セカンド

    セカンド

    2019/07/05 01:40:00

    ゆうな様

    七夕・・・

    今思うと夢のある話を
    わたしたちは子供のころから聞かされていたのですね

    微かな星の光は木々の間から
    光の糸となって降りそそいできます

    そんなイメージがふと浮かびました

    7月7日は晴れてほしいな
    天気予報は曇り時々雨だけど・・・


  • ゆうな

    ゆうな

    2019/07/04 15:01:14

    木漏れ日になれない星の光は
    木漏れ日にならなくても良いのですね。
    木漏れ日よりも優しく
    「私」に纏わりつく糸は
    どれだけ優しいものでしょう。

    もうすぐ七夕ですね。
    「私」の紡いだ糸の先に
    星の優しさが繋がっていますように。

  • セカンド

    セカンド

    2019/06/23 21:01:57

    ☽ほたる様

    七夕は晴れると良いですね

    でも地上で雨が打っても
    雲の上は晴れている

    必ず逢える ^^

    星の香りの糸
    でもその糸が作られるのは森の中

    それも月の出ている不思議な時間
    誰が紡いでいるのかは謎のまま・・・

    いろいろ想像できますね


  • ☽ほたる

    ☽ほたる

    2019/06/23 08:22:14

    もう少しで七夕ですね
    織姫は星の香りの糸を紡いで
    彦星さまにお届けするのかな?
    そんなことを想像してると楽しいですね
    今年は天の川見れるかな?
    とても楽しみです(^^)

  • セカンド

    セカンド

    2019/06/23 02:02:40

    粋生夢詩様

    星の色によって糸の色も違う
    香りも違うなら何色の光が良いかな

    白く青く輝く星の色が良い
    ベガ、リゲル、そしてシリウス

    温度の高い若い星
    それぞれがそれぞれの糸を出す

    一万度を超えても燃え尽きない糸
    しなやかに強くそして優しくフィットする布

    それは
    ミント系の若葉の香り?

    宇宙空間に風が吹いていたら
    無重力の中に浮いて浴びて居たい

    ちょっと考え過ぎ?

  • 粋生夢詩

    粋生夢詩

    2019/06/22 19:52:14

    星の糸で織られた衣は
    どんな香りがするのでしょう
    夜風に靡いて届いた糸は
    どんな色に輝くのでしょう。

    星々は静寂を守りながら
    その瞬きは饒舌で
    幾本もの糸を垂らしながら
    その香りは沢山の物語を語るのでしょう。