小人閑居して不善を成してやろうじゃないか

Joe

このつまらない俺に暇を与えてごらんなさいw

消える戦力と無駄な教育

日記

メーカーにおいて需給というのは極めて難解かつ重要な業務でありながら難解さゆえに上層部に理解を得にくいものでもある。
我が社のように様々な会社を吸収合併していると難解な"それ"を維持するために人員が肥大化せざるを得ない。"業務標準化"の旗印を掲げて(掲げさせられて が正しいか)作業の合理化とそれに伴う人員の縮減を経営側が叫ぶのは至極当然と言える。しかし、人事部が功を焦るあまり人員の削減と合理化を同時、もしくは人員の削減を先行して始める愚行を目の当たりにすると"実は緻密な計算が存在している"ことを神に祈りたくなる。
実際にはそんな希望が微塵も存在してない事が証明され、会社の一つの事業の存続を危うくしたのが昨年の春辺り。会社の都合で需給拠点を動かした為にベテランの担当者が次々と居なくなり、完全素人需給集団が完成。それを率いる上役も需給がよくわからぬなまくらとなれば冬の最盛期の負け戦は目に見えていたが、恐れていた事は予想よりも早く訪れ、秋には欠品が続出し、ボヤを消し回っている間に本丸に引火、取り扱い商品の3割が欠品という前代未聞の事態に陥った。
完全崩壊した業務を立て直すためのプロジェクトを社長の勅命により自分が統括管理したのが今年の3月から6月。なんとか立て直しが終ったと思えば今度は上が人員をもう2名削れと言い始める。こうやって消えていった人員が他の部署で有効に使われているのであれば組織に生きるものとして甘受せざるを得ないがどうもそういう話は聞かない。その上、合理化した業務を定着させ、各担当へのスキトラが終わる前に教育係を異動させるという妨害工作まがいの人事発令まで付いてくるとやはり神はこのちっぽけな禿頭にまだ試練を与えたいとみえる。
人事は会社の金を湯水のように使い、気楽にどこかのビジネス本で見たような内容の薄い教育プログラムを行って悦にいっている。おまけに三年で知らぬ部署にグルグルと異動させては現場は常に3年生が上級生だ。会社は営利集団であり学校ではないのだが人を動かす事が成果になる奴らには興味の外らしい。最悪同人数の交換となるが管理部門の交換レートは低く、使える人材と定年間近の使えない老人の交換は決して等価ではない事を理解してもらいたいものだ。
こんなことに使う労力を他に回せばもっと利益を上げてみせる自信はある。なんとかそちらに軌道を変える工作が当面の仕事になるだろう。

  • Joe

    Joe

    2019/07/28 09:52:59

    >さえぞ
    休みでも早起きで偉いね。
    オッサン頑張るよー。頑張らないという選択肢はないやろぉー。
    そのかわりこれからも俺を癒してねw

  • SAe

    SAe

    2019/07/28 07:13:37

    難しい文章なのにスッと入ってくる(*⁰▿⁰*)不思議〜
    ししょーにしては珍しくながーい文章でしたね。何かあったのかな?って言うまでもなく↑のことがあったのよね。
    不条理と戦う姿はステキなんだろうなぁ(๑>◡<๑)周りの人は絶対その姿に憧れて尊敬して真似したくなるんだと思います!
    ししょーふぁいとー٩( ᐛ )و

  • Joe

    Joe

    2019/07/27 20:42:56

    >風のりゅーりゅーさん
    いやー企業あるあるなんだろうなと思いながら書いてみました。ま、世の中にアホがいる限り俺の生きる場所は安泰という下衆な安心感もあるんですけどね。おそらく世界中こんなもんもしくはこれ以下だから日本という国はまだギリギリ世界で生きてられるのかもしれないすな。

  • 風のりゅーりゅー

    風のりゅーりゅー

    2019/07/27 17:56:46

    や~なんか・・・他人事とは思えない話です^^;
    うちも全く同じような出来事が、ある時は大々的に、ある時は水面下で
    進行してて保身と安いプライドが渦巻く中、「会社」というあるべき姿が
    変形していくのをただ傍観しているしかない自分が、人として正しいのか
    間違っているのかさえ、考えるのをためらう状況が続いています。
    日本っていつからこんな国になっちゃったんでしょうね~!?