セカンド

キャロル キングと・・・

小説/詩

大きな窓から外の見える喫茶店

砂糖だけを入れた
気持甘めのコーヒーもたまには良い

電車が到着したのだろう
大勢の人が足早に前を通り過ぎていく

顔を見合わせる事もなく
同じ方向を目指して

キャロル キングの歌が聞こえる
It's Too Lato

人の流れは戻せるかも知れないけど
自分の気持ちはもう戻せない

今は9月
単純に270回の少しづつのすれ違い

傷って修復をしないと
やはり大きくなっていく

文庫本に目を向ける
今村夏子の「こちらあみ子」

裏返すとなんとなく悲しい話
今の自分とはちょっと違うけど

雨が降って来そうだ

窓からの景色が
一瞬暗くなった

  • セカンド

    セカンド

    2019/09/09 01:28:09

    ねこみみ様

    自分は普段は何も入れないで飲みます
    でもコーヒーによってはミルクが合うものもありますけどね

    仕事前は甘いのを飲んでエネルギーの補充?
    これ本当です

    この詩では想像通りちょっぴり疲れ感を
    漂わせてみました^^

  • ねこみみ

    ねこみみ

    2019/09/09 01:18:14

    甘めのコーヒーが美味しいのは少し疲れているからでしょうか?

  • セカンド

    セカンド

    2019/09/09 01:01:30

    ゆうな様

    傷は無限大に広がっていくのか
    離れたまま平行線なのか

    修復の可能性?
    気持は戻る可能性もあるかも知れません

    でも想いだけでは難しいことも・・・
    ハッピーエンドで終わらせたいですね


    粋生夢詩様

    狭い喫茶店の空間
    独り閉じこもっている自分

    その事は本人は気付いていないかもしれません
    でも敏感に音楽や外の景色や本の筋書きに反応している

    心が敏感になっているのでしょう
    マンデリンなんか似会いそう


    令実様

    実際に昨日仕事の前に喫茶店でコーヒーを
    飲んでいたらこの曲が流れてきました

    キャロル・キングは好きな歌い手です

    でその事を何となく思い出したら
    こんな感じに文章が浮かんできました

    令実さんの歌・曲と画像も素敵ですよ
    歌詞も感覚的に好きですね^^

    次の曲お待ちしています^^









  • 令実

    令実

    2019/09/08 23:38:43

    静かに流れていく時間と景色、内に波立つ心。
    淡々とした中の灼け燻る古傷と哀愁。

    詩の世界観に惹かれ
    キャロル キング-It's Too Late がわからなかったので聴いてみました。
    詩の情景にとても自然に馴染みました。
    ステキな世界を見せてくれてありがとう。(*^^*)

    Carole King - It's Too Late
    https://www.youtube.com/watch?v=VkKxmnrRVHo

  • 粋生夢詩

    粋生夢詩

    2019/09/08 22:02:15

    まるでそんな単純なことを思いつかなかったように
    街の雑踏の風景にキャロル・キングが合う。
    人の流れは何処かへ向かっているようで
    結局何処にも辿り着けないのではないか?と。
    傷も大きくなっていくようで、実は時間の中に
    癒されて埋もれてしまうのかも知れません。
    すれ違いが孤独なのではなく
    こうして一人で喫茶店に居ることの淋しさ。

  • ゆうな

    ゆうな

    2019/09/08 21:39:29

    人の流れも、気持ちも戻る事は無いのでしょう
    ですけれども、人の流れは遣り直しが効くかも知れません
    気持ちは、どうなのでしょうね
    戻したい想いが無くては、戻らないものなのでしょう

    広がっていく傷は、加速していくものでしょう

    誰も修復しようとしないのでしたら、距離は無限大に離れていくものと思います