うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

水のある場所へ(フェートとフェティシズム)

お部屋アイテム


ここ、ニコットで。
今まであまり使っていなかった部屋から
すべての家具をとっぱらって、まったく新しい部屋に模様替えした。
部屋というか、居場所というか…。
水が好きなので、うごく水たちのある風景を
さらに増やしたかったのだ。
あまり使ってなかった元の部屋も銭湯だったので
水の部屋といえばいえるのだけれど(笑)

池があり、作り物の滝があり、その近くで
コトバたちと向き合う。
昔、一緒にいた猫たちも、ここではずっと一緒にいる。
コトバのなかでは、彼らはずっと生きている。

ところで、今、本を読んでいたら

モノに執着するという意味でたいてい使われる
フェティシズム。
祝祭(フェート)、フェスティバルと同じ根をもつとあった。
ラテン語のfestivusが語源。
もとの意味がどうなのかわからないけれど
崇拝、祭礼、祭典、そうしたものたちが当てはまるのかもしれない。
フェティシズムは物神崇拝ということなのかも。

わたしはこうした豆知識的な、コトバのつながりたちが
好きだ。

ラングとタング、コトバと舌が、やはりラテン語、同じ語源からくるとか。

水に執着するフェティシズムが
なにか祝祭的なものに惹かれることと、共鳴しあっている。
と、言ってみる。

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