【お話】司書のお仕事。
司書の仕事って、体力いるのよ。本って重いから……そこの魔法書! うろついてないで本棚に並びなさい!
もらったステキコーデ♪:19
司書って、優雅な仕事じゃないわ。書庫と表の本棚との間を往復して、本を運んで、
探してほしいと言われた本を検索して、書庫に行って運んで、
協力している小学校に、課題研究の資料用の本を運んで、入れ替わりに戻ってきた本をまた、棚に並べて。
歩いて、かがんで、探して、運んで。
その間に汚れた本の消毒や修繕もしているの。
綺麗な格好でできる仕事じゃないの。機能優先!
でも、好きなの。
子どもの頃に読んだ、あの本をもう一度読みたいって、来てくれた人が、これです、ありがとうって、目をキラキラさせて喜んでくれた時とか、
新しい本がはいって、これ、どんな話? って、聞きにくる子どもたちの表情を見た時とか、
なにより、わたし自身が、本に触れて、本に関わった人の思いや、読んだ時のうれしさを、
感じる瞬間。好きなのよね。
だから、腰を痛めたって、
ほこりで汚れちゃったりしたって、
へっちゃらよ。
悪さをする子どもや大人にはしっかり注意するから、
時々、幼稚園の先生みたいって思う時もあるけどね。
そう、こんな時も。
そこの魔法書! なにうろうろしているの!
さっさと自分の本棚に戻りなさいっ!
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司書のお仕事。魔法書をしかって棚に戻すのも一苦労w
売られている床に置く本の山が、ドレスのすそで隠れちゃうので、買うかどうか躊躇しています。とりあえず、昔のフレームの方を使いました。