うろんころんの雑記帳

うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

読書の秋に思うこと

日記

本を読むのが好きだ。
が、家庭は本を読む環境ではなかった。
本など教科書以外に見たことがなかったから。

両親も弟も本を読まない。
読むことが嫌いなようだった。
私だけ突然変異、ミラクル発動だろうか?

小学校へ上がる直前にめったにない伝染病に罹り、
入院、隔離された。
大人には感染しないというので、母が付き添っていた。

友だちも見舞いに来られない。
小児病棟の隔離部屋、他の入院児と話もでず、所在ない毎日
3週間ばかりたったころ、通っていた保育園の保母さんが来た。

お見舞い品は、絵本5~6冊。
退屈しきっていた私は、本に興味はないけれど、
やることもないので1冊ずつ読んでいった。

まだ、読めない字があり意味不明な本もあった。
中に一冊、いまでも思い出すお猿が主人公の絵本は、
わからないない字を補う展開の速さと、
主人公の勇気ある行動に感銘を受ける内容だった。
題名も作者もわからないのか惜しい。

この入院がなかったら、そして、名前も忘れた保母さんがいなかったら、
本とは無縁の人生になったと思う。
不幸と思われることには幸福の種が埋め込まれている。

そして、幼児教育を担う保育士の方々には、
その言動が、人の一生を決定することがある仕事に誇りをもってほしい。



  • うとうと

    うとうと

    2019/10/10 12:59:53

    にゃんたさん

    いつもわかりやすい情報をありがとうございます。

    読書は自分ができないことを代わりにやってくれることも、現実逃避の手段と言えるかもしれませんね。
    自分を主人公やわき役に投影してみると、客観的に省みることができて、一旦逃避して解決策を見出すきっかけも与えてくれそうです。

    昔の書物だと過去の人たちも同じようなことで悩んでいたんだとか、
    不遇な人はいつの世にもいると慰められたり、
    そんな登場人物に、あなたならどうすると問われているような気がするときもあります。

    行ったことがない場所に連れて行ってくれたりして、
    時空を超えて会話できることが、読書の一番の楽しみです。

  • にゃんた

    にゃんた

    2019/10/10 01:14:31

    うとうとさん、コメントありがとうございましたm(__)m

    私だけ 家のPCのせいじゃない と解ってほっとしました(^・^)

    私も小さい時から本が好きです。ご飯食べるより、読書が好きです。

    家の場合、読書は奨励されてたんですが、あまり家庭環境が 良いと言えなかったので、

    読書にのめり込むと 他のことが気にならないので、現実逃避の手段だったのかもしれません。

    おかげで集中力が鍛えられました(*^_^*)