麒麟

麒麟

♪♪♪ ...の庵 ♪♪♪

小説/詩

 それならば 今へと続く

 巡り辿った道筋で

本当なら 何時?出会ったのだろう?

 - 君は今 どうしているかい? -


優しさは春の温もりのようで

  実は残酷なんだよって

  教えてくれたのも

   嘘だったのかな?

   どうなんだろ?


 静けさという木漏れ日に

  全てを曝け出せたら

   今の僕の横には、そう

   君がいたのかな?


 忘れているならそれでいい

 忘れてくれたならその方がいい

 忘れられる程簡単じゃない

 とても難しくて辛くて 嗚呼

  言葉さえ失いそうだ


 偽りの日々に微笑みを託して

  今日もなんとか乗り切ったよ

  疲れ切った心の声だよ

 プロペラを回して走る飛行機の風に

  促されて 

 解けない想いを切なく抱きしめながら

 白と黒の間に 挟まったまま浮いてる