大潮

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古の女性の名前

日記

コノハナサクヤとイワナガ

コノハナサクヤという名前は有名なんだけど
姉のイワナガは名前を知らないという人が多い

二人は政略結婚でニニギの妻となる
ニニギはイワナガを美しくないと親のもとへ返す
コノハナサクヤはすぐに妊娠したため
ニニギの子どもではないと疑られ
産屋に火をかけられ三人の子どもを産む
神話はコノハナサクヤを超能力者に変身させ
火の海から子どもとともに生還させ
神の仲間入りをさせる

一方、ニニギから返されたイワナガの人生は
親から嫁ぎ先の永遠の繁栄を約束する人型の贈り物とされたり
男から理不尽な理由で離縁されたり
放浪の旅に疲弊したり
病気になったり
伝説はイワナガに悲運の人生を歩ませ
一人ぼっちの死を迎えさせる

二人の古の女性の神話と伝説を比較すると
共通するものは「悲惨」「苦難」「波瀾」だ

この「神話」と「伝説」があっちこっちに残っているということは
長い年月、語り継がれる土壌があったからだろう
今、コノハナサクヤは富士山の主神となり
イワナガはそのわきにちいさな祠や碑が建てられている

コノハナサクヤとなってもイワナガとなっても「いやだわ」と女は思う
コノハナサクヤの名前は「家の繁栄が花のように咲く」の象徴で
イワナガは「家の繁栄が岩のように長く続く」と「祝」われた名前だ


(あ!長休止)


フィルターは「家」のための女の人生であって
「自分」ではない
では
コノハナサクヤやイワナガの「自分の名前」はあったのか?
この二人の女の神話や伝説に呼称はない
だから、ちなみに「ハナ」と「イワ」にしておこうか
いや「コノ」と「ナガ」のほうがいいか

「大王」に仕えていた人はその死に同行するため
生きたまま古墳の回りに並べて埋められたと万葉集にも歌われている
男が死んだら生きたまま埋められちゃうかもしれない時代だ
男の家に行くというのは
「生きざま」とともに「死にざま」を意味する

ナガとコノは死んだ後をも象徴する名前とともに
「イワナガ」となり「末永く栄える家の名前」に「呪縛」され
「コノハナサクヤ」は「美しく華やかに咲く家の名前」に「呪縛」された
このままじゃ、古代から女と生れただけで悲惨な人生で終わっちゃう
いくらなんでも夢も希望もない
「結婚」だけが女の人生ではない

筑波山の中腹に「岩長」神社というものがある
初めて来てよく見つけられたというくらい判り辛い
バス停から歩くと案内板もなく小道を曲がり
巨木の茂る薄暗い林の中の細道を進んだ先にあった
筑波山の火山弾が冷えた巨石が散在する傾斜地に
おみこしを大きくしたぐらいの立派な造りの
社というよりも祠があった

社はいくつか寄り合わさった大きな岩石の上にたっている
その土台からいくつかの木が生えていた
岩に比べて貧弱な細い木だ
ひとつの岩は周辺の音を集める形になっていて
麓から登ってくる車の音を拾っていた
その岩に背を預けて音を聴く
人が歩き小枝がピシッと折れる固い音がはっきりと聞こえる

語り伝えたい物事を社にして残してきたのだろうかと
悠久の時間を描いていた想像が一瞬にして消され
ここに存在した技術と智慧に圧倒される

「伝説」では「岩長媛」は
両親と旅をしてこの地にたどり着き
病気になってこの地にとどまったとある

「旅人」は技術を持ってきたと推測してみよう
巨石を組み音を集め
情報を伝達する技術だ
イワナガの名前が筑波山に語り継がれてきたのは
技術が受け入れられたということだろう

と、すると
イワナガは
イシゴリ媛と同様に石の技術者である
石の特質を良く知り
石を利用することに長けている名前を持つ賢者でもある

(完了)





























  • 大潮

    大潮

    2019/11/24 15:01:45

    たっちゃん
    お久しぶりです

    漫画家さんのご回復お祈りいたします

    わたしはイワナガフアンです
    行く土地にイワナガ関連のものがあると
    寄り道してきます
    漫画家さんはイワナガのことどう思ってるかな?
    たっちゃんはどう?

  • たっちゃん

    たっちゃん

    2019/11/23 06:17:15

    ご無沙汰です。この姉妹の名前は、今、ご病気で闘病されてている、某漫画家さんから聞きました。回復を祈っているところ。地震、何事もなくなによりです。

  • 大潮

    大潮

    2019/11/22 21:41:16

    a!書きかけのまま、公開してしまった
    すみませぬ~
    地震は直下型で突き上げが激しくてびっくりしましたが
    結局、震度3でした
    いつもの茨城県の山の下の地層が動いたためです
    この山を中心にして茨城・埼玉・栃木は
    地震災害から守られています
    小さく振動しながら地層が整っていくという
    素晴らしい地層徳性を大地震のたびに発揮しており
    大災害が少ない地域になっています
    そのためでしょうか?
    ナマズさえ天麩羅で食べてしまうような地域文化があります
    ご心配をおかけしましたのに
    このような冗談を言ってすまそうとする根性をお許しください

    さて、申し訳ない言い訳の本題に入ります
    この日記は、これから推敲しなければならない下書きのままです~

    なんとか下書きいかせるように
    書き上げたいと思うものの
    書き換えて
    最初の主旨とちがっていきましたら
    なにとぞお許しをオネガイいたしまする~

    トシrotさんとルルルのル^^さんには
    いつもあまえさせてもらってます
    なにとぞなにとぞお許しあれ~

  • ルルルのル^^

    ルルルのル^^

    2019/11/22 08:24:16

    地震、、、大丈夫でした?

  • トシrot

    トシrot

    2019/11/22 06:58:48

    霧島神宮等の神さん、とんでもないやっちゃなぁ! ユダヤの失われた10部族とかと似てる話なのか。。