【お話】魔法使いと待ち合わせ
雪の魔法使いと待ち合わせ。寒くないよ。春の妖精の加護持ちだから、空気を暖めてもらってるの。
もらったステキコーデ♪:13
彼、冬はお仕事が大変だから、遅刻もしょっちゅう。でも、寒くないよ。
わたし、春の妖精の加護持ちだから。
空気を暖めてもらっているの。
まだかな、まだかなって待つ間も、
花の香りに包まれているから。
だから、そんなに申し訳なさそうな顔、しないでね。
帽子もマントも雪だらけ、雪まみれ。髪なんてぼさぼさ。
仕事が終わったとたんに、慌てて走って来たのね。
そんなに必死に謝らなくても大丈夫よ。それよりも、笑顔を見せて。
手をつないでくれる?
一緒にクリスマスマーケット、回りましょう。
***
雪の魔法使いと、春の妖精の加護持ちの女の子。
彼氏の方は、ほんわか、まったりした雰囲気が好きで、花も大好きなんだけど、冬の加護持ちで雪を降らせるお仕事。クリスマスマーケットに行こうと誘ったのは良いけれど、お仕事が集中して遅刻。
彼女のほんわかした雰囲気に癒されまくり。
そうして待たせている間、ほかの男にちょっかい出されるんじゃないかと、内心、あせりまくり。
しの
2019/12/21 07:43:52
>ここ子さん ありがとう(⌒∇⌒)
ここ子
2019/12/14 11:41:34
かわいい話(*´ω`*)