雲谷斎

さよなら「寅さん」

映画

昭和の人間なので、正月は「寅さん」だ。
従兄たちと初詣の帰り、映画館がお約束。

そんな昭和のお正月もとうの昔にし過ぎ去って
以来、お屠蘇でうだうだ過ごす正月休みが続いていたけれど
この正月は久々「寅さん」に逢える!
大昔を思い出しつつ、本日映画館へ。

街は着飾った若者たちで賑やかだったけれど
映画館にはかつての若者がイッパイ。
皆私と同じ思いで来ているのだろ。
前にも書いた通り、昔の映画館は入れ替えなんかなくて人気作品は立ち見が当たり前。 二本立てなんかモー大変なんだからw
それでも満員の館内皆で笑って、一緒に泣いて。
『ニューシネマパラダイス』のような熱い娯楽だったんだ。

んでもって
時は令和。 映画のタイトルも『男はつらいよ お帰り寅さん』
前作から二十余年、すっかり様変わりした柴又を舞台に懐かしい人々が集う。
ただいないのは「寅さん」。

葬儀は逝く人のためではなく、残された人のためにある、とは言うけれど
確かにそうかもしれない。
ぷっつり終わった前作の幕引きをするように
映画のタイトルは「お帰り」だけど、内容は二度と戻らないあの頃と「寅さん」を描いていて、「さよなら寅さん」だ。
もう終わったんだよ!といい含められているような、悲しさだけが残ったなぁ。

エンドロールに涙が止まらず、泣きぬれて帰ってきました。
明日仕事になんないなぁw

  • いころ

    いころ

    2020/01/20 01:49:03

    空気って・・
    吸ったり、吐いたり・・

    読んだり、感じたり、壊したり・・

    使い道、いろいろ。

  • 雲谷斎

    雲谷斎

    2020/01/19 18:09:18

    やっぱり笑いは空気なんだろうね⁉

    場を共有する臨場感。
    参加している共感。

    「なんば花月」だからこその空気。
    わかりますw

  • いころ

    いころ

    2020/01/18 02:36:34

    ト・・トラック野郎?
    これは、お恥ずかしながら 存じ上げませんでした。
    面目ない・・。

    『バカ』で、おわかりいただけましたかw
    意外に、みなさん わかっていただけず・・
    なんだか、すごくうれしかったです。

    喜劇。
    私は、一等先に思い浮かべたのは『吉本新喜劇』

    TVでは、笑えないのに
    大阪の本場では、げらげら・・。
    あれ、なんどヤッても不思議です。

    空気かな?
    麻薬物質の類かな?

  • 雲谷斎

    雲谷斎

    2020/01/16 21:51:12

    うん、釣りバカも好いよね!?

    正月映画といえば
    寅さん⇒トラック野郎⇒釣りバカの系譜かな?

    喜劇は
    「笑われる」のではなく、「笑わせる」のだから
    腕に覚えのある演技じゃないと難しいよね。

    釣りバカも三國連太郎演ずるスーさん
    社長の威厳の裏で、ふと見せるリーダーの孤独
    浜ちゃんの癒しが実によくできていたよね!

    今、こんな喜劇は誰ができるだろう?

  • いころ

    いころ

    2020/01/16 03:17:45

    雲谷さん。

    こんばんは。

    雲谷さんらしい『論評(?)』
    ほかほかします。

    寅さんとは、タイムリーに映画館では逢えなかったけれど、
    バス旅行とかでは、終盤にガイドさんが
    「トラにしますか?バカにしますか?」が、お約束。

    そこで逢うのが、メーンかな。

    雲谷さんに薦められると、興味が湧くのは・・ふしぎだ。

    p.s. 男はつらいのかもしれないけれど
      女もつらいのだよ。
      ね。さくら~。