セカンド

初雪

小説/詩

雪が舞う
白く白く雪が舞う

目に映る
息をしてない街頭に

震えるように灯がともる
オレンジ色の灯がともる

白い舗道の冷たさに
あなたの影が震えてる

わたしの影が交差する
少しでも暖かさを与えようとして

白銀色の雪の中に
黒い影が黒い影と重なり合う

雪が舞う
白く白く雪が舞う

もうすぐだ星の光も届かない
暗い暗い凍える夜がやって来る

霞むオレンジ色の灯の下に
動かない黒い影がじっと交差している

それでも暖かさは永遠に消えることがない
わたしとあなたの

二人
だけの








  • セカンド

    セカンド

    2020/01/26 01:53:58

    奈柚様

    そうなんです
    そんなイメージで書きました

    街灯に照らされた深々と降る雪って
    そんな感じかな

    暗いんだけど白く明るい

    そんな中で温もりを感じる
    肌の暖かさだけでない言葉の暖かさも欲しいかな

  • 奈柚

    奈柚

    2020/01/26 00:54:44

    影絵のような詩ですね
    白とグレイに近い影に
    オレンジ色の灯りが
    冷たい中に温かさを与えてくれてます

  • セカンド

    セカンド

    2020/01/20 01:13:33

    粋生夢詩様

    雪降る夜の瞬間の暖かさ

    それを感じ取るのは
    わたしとあなたが交差した時

    手と手のぬくもりであったり
    心と心の内なる温かさであったり

    雪の降る寒い夜には
    コタツ以外の温もりが欲しくなりますね

  • 粋生夢詩

    粋生夢詩

    2020/01/19 10:37:19

    降りしきる雪の中でよ寄りそう二人・・・。
    これから何処かへ行くのでしょうか?
    それともそれぞれの部屋へ帰るのを惜しんでいるのでしょうか?
    止まった二人の時間の上に積もっていくのは
    雪ばかりではないのでしょうね。