セカンド

キャロリング

小説/詩

雪が落ちてくる
天からいくつもいくつも落ちてくる

寂しさを抱えながら
悲しさを抱えながら

それは幾重にも重なり
景色を埋めていく

それは凍えた手に触れ
手にした蝋燭の明かりを冷たく揺らす

静かに讃美歌が聴こえる
それはせめてもの暖かなセレモニー

私は灯りを手にして街を歩く
雪は泣いているのか

祈りの歌声に
あなたは泣いているのか



雪に関する投稿がいくつかあったので
なんとなく浮かびました

学生のころキャロリングに参加したことがあります
その思い出も含めて・・・

厳かでした
いつもの街が違って見えましたね




  • セカンド

    セカンド

    2020/02/10 00:02:16

    令実様

    そうそう、キャンドルに灯をともして讃美歌を唄いながら
    街を歩くんです・・・

    雰囲気もいい感じです
    彼女と参加するとなかなかです?

    ここからまたイメージを壊してしまうのですが
    終わった後の軽食と暖かな飲み物の方に惹かれていました^^

    クリスマスの街の雑踏の中での敬虔な祈り
    カラーイルミネーションの中に降る真っ白な雪

    二つの違ったものが一緒になる
    そんな瞬間でしょうか

  • 令実

    令実

    2020/02/09 13:05:03

    「キャロリング」って何かなって思いましたら、蝋燭のイベントのようなのね。
    雪の中での小さな炎の列、独特な雰囲気と世界に心が浄化される感覚でしょうか。
    景色を想像しただけで、厳かな気持ちになります。