開高健と生きる その27 「STUDY・・・」
あるときロンドンを名所探訪で歩きまわっていたら、まったく偶然に一枚の銅板に出会わしたことがある。それは「STUDY TO BE QUIET」というのである。私の釣りは技も心もまだまだこの一句から遠いところにあり、むしろ川岸にたつと、いよいよ心乱れてならないのである。
By 開高健
※⇓「STUDY TO BE QUIET」の解説
「STUDY TO BE QUIET」は、『釣魚大全』の最後の一行を飾る言葉である。小説家はこの一句を"静謐の研究"と訳してみたり、ときに"おだやかなることを学べ"と訳したりしている。『釣魚大全』の哲学は「この一語に凝縮される」とも書き残している。
翻訳って究極の精読なんですよ。一字一句をゆるがせにできない中で熟読するので、すごく小説の勉強になる。作家や文壇との付き合いもほとんどない僕にとっては、翻訳が唯一の文章修業みたいなものでした。わからないところがあれば、一日中、たった一行の文章とにらめっこして考え込むのは、小説を書くうえでもいい頭の運動になるんです。
By 村上春樹
釣りブログを書くときに特に大切なのは、題名、書き出し、結び、この三つである。これを「ブログの三点セット」という( ^)o(^ )。
By ジュンチャン