ごま塩ニシン

脳活日誌1605号

日記

   穏やかな日である
 花粉が飛び交っているのだろうが、暖かく、散歩をしていると汗が出てくるほどだ。ダウンを着ていると、脱ぎたくなった。調査によると海水温度が上昇傾向にあるらしい。日本は島国で海に囲まれているから、列島周辺の海水温度が上がってくると温暖化の影響をもろに受ける。
 逆説的な論法になるだろうが、この温暖化は百年くらい続いて、やがて氷河時代の入口に向かっていくという見方がある。氷河時代というのは内陸部に雪が降り積もって、やがて雪が氷となり、この氷の層が何千メートルにもなっていた時代である。ところが、現代は北極の氷が解けて、北極回りの船舶の航路ができるのではないかと言われている。日本からヨーロッパ諸国への輸送力がやりやすくなるのではないかと言われている。航路が短くなって、運賃が安くなるからだ。こんなことになれば、海水の温度は一挙に上昇して、さらなる温暖化が進む。こうした状況が頂点に達すると一気に寒冷化へ気候が転換する恐怖が出てくるのだ。
 本来なら太平洋側に位置する温暖な高気圧が日本列島を飲みこんで、東アジアの陸地にまで達するようになる。暖かい空気が台風となって、陸地に大雨を降らせるが、この時に強烈な寒気がやって来て、大雪を降らせる。1日で10メートル以上の雪が陸地に降り注いで、これが氷となっていく。この作用が始まると氷河時代になっていく条件が整っていくのである。