セカンド

新雪

小説/詩

揺れ動く想いに波紋が広がる

街灯に照らされる道の光を
雨音がさざ波のように遮断している

今流れている優しい音楽は
独り部屋にいる私の慰めとなり

眺める窓の外の薄暗い景色のトーンを
少しだけ明るくしてくれている

雪はもう
降ることが無いのだろうか

白く冷たい新雪の下に
想いのすべてを埋めておきたいのに

あなたの姿を
あなたの声を

あなたへの想いを
閉じ込めてしまいたいのに













  • セカンド

    セカンド

    2020/03/01 23:42:33

    令実様

    雪の下へと追いやっても
    春になれば現れてきます

    一時の気休め
    逃れなのでしょうね

    年々小さくなっていっても
    残る物は残ってしまう

    それを忘れられる何かが欲しいものです

  • 令実

    令実

    2020/03/01 21:11:20

    閉じ込めたい想いに限って
    何かにつけて何度も蘇って来ます。
    閉じ込めてしまえたらどんなにラクでしょう。

  • セカンド

    セカンド

    2020/02/28 23:29:57

    粋生夢詩様

    表面上少しでも隠せるかな?隠してくれるかな?
    雪が融ければまた確実に表れてくるでしょうね

    気休め・・・でしょうか

    空から、そう風に乗って香り付きでやって来るのでしょうね^^

    目をつぶっても耳をふさいても
    頭の中に刻み込まれた思いは消す事が出来ないのかもしれません

  • 粋生夢詩

    粋生夢詩

    2020/02/28 20:01:03

    雪の下に埋めても春には芽吹きそう。
    このまま雨に流してしまえたらと思っても
    また空からその面影が降ってくるのでしょうか。