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粟作 米作 だったかな…?

小説/詩

むかーしむかし、粟作と米作という姉妹とおっかさんが住んでおったそうじゃ
妹の米作はおっかさんの実子 
姉の粟作は理由を忘れたがとにかく実子じゃない

米作は甘やかされて育ち
粟作はとにかくつらく当たられ育つ



数年後・・・
粟作は器量の良いお嬢さんに育ち
米作はお察し



ある日姉妹は山姥に出会います
経緯は忘れましたが、
二人はつづらを山姥からもらいます

山姥は言います
「大きいつづらと小さいつづら、選ぶがええ」

「大きいつづらがいい」と、すかさず答えたのは妹の米作

途中で中を見ないという約束をし、
二人は家路につきます

が、

米作は途中で中を見ます お約束の展開です
粟作は家についてつづらを開けると、まあびっくり
そこには金銀財宝綾錦



しばらくたったある日
金持ち息子が粟作に結婚を申し込みにやってきます
母親は実子の米作を推しますが、金持ち息子は断固拒否
「米作、性格悪いじゃん」

なんかとても頭に来た母親は
粟作に婚礼の支度は何もしないぞ!と言い放ち、放置
「おまえなど、みすぼらしい格好で恥をかくがいい」



ところがどっこい!
粟作には山姥からもらった支度金がたんまりあるのです

しかも、嫁入り前夜、
再び山姥が粟作の前に現れ、
粟作の髪を櫛ですいてくれました

粟作の見目麗しいことと言ったら…!



こんなお話知りませんか?
うん十年も昔に児童書で読んだような違うような
なんか急に思い出したのです