うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

きらきら。やさしいお花見

タウン

仮想タウンでキラキラを集めました。

2020/03/22
キラキラ
集めた場所 個数
ニコット山 3
ペット海浜公園 3


きらきら、山に海浜。四択、ふともも…。

久しぶりにここを書く。

今年は桜の開花が早かった。

昨日、うちのおっさんと、お花見してきた。

お花見の宴会自粛など、コロナの影響はあちこちでまだ続いている。

わたしたちがお花見の折にここ数年でかけている公園では、

お祭り的なことは中止になっていたが、

人々はシートを敷いてお花見を楽しんでいた。

よかったと思う。日常のなかの非日常、お花見という春の到来を

祝う祭りの光景が、そこにはあった。

宴会というのではない、家族単位で、シートを敷いて

ただ飲食をする、上を見上げる、スマホなどで写真を撮る、

それだけの、おおむね静かな。

桜は4~5分咲きぐらいだった。

わたしたちはあまり人気がない、川沿いの離れた桜の下に

シートを敷いた。

真っ赤なテントウムシ、茶色いチョウチョ…あとで調べたら、多分キタテハ、

黄色いチョウチョ、あれはモンキチョウかしら。

花たちは、タンポポ、カラスノエンドウ、ムスカリ。

タンポポは、最近ではめずらしいカントウタンポポだった。

セイヨウタンポポよりも幾分小さく、丈も低い。

花の付け根にある総苞片という、片たちが閉じて

くっついているのがカントウタンポポ、反り返っているのが

セイヨウタンポポ。

この春、はじめてゆっくりみたタンポポが、よくみかける

セイヨウタンポポではなく、カントウタンポポだったことは

おみくじで、いい結果だったみたいな、すこしのうれしさがあった。

そうして桜。

まだ桜の酔うような、幻想的な感覚はあじわっていない。

それは、おそらくあと数日、満開になるまで、毎日桜をみにいって

そうしていくうちに感じるのだろう。

けれども、このところの塞ぎの気持ちをすこしだけ

照らしてくれるようだった。あたりは晴れ。

空が青い、道々には、空をこぼしたような

オオイヌノフグリ。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

今日がよい一日でありますように。