うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

三顧の礼

2020/03/30 21:53:06

夢の実現に注力したいと、３月末で退職することになっていた。

１年も前から勤務先に通告していた。

後任を早めに採用して、引継ぎ開始も早めた。

なのに、重要な人たちが想定外の人事異動で根こそぎ離れてしまう。

残された一人と、私の後任だけではやっていけない。

危機感を持った去っていく要職の人から、もう少し残れないか打診された。

もちろん断った。

臨時雇用の待遇と給与など私の夢には何の役にも立たない。

すると時給を上げて再考をせまってきた。

また断ったが、午後になるとまたやってきた。

残された一人と、後任の遺留嘆願の声と

「先ほどは失礼しました」の言葉に添えて上乗せされた待遇の書類・・・

二足の草鞋を履いてやっていけるほど器用な私ではない。

新しいことには緊張と疲れが生じる。

慣れた仕事とはいえ、巨額の数字を扱うのは神経を使う。

どこまでお人好しなんだろうと、自分でもあきれるが、人が困っているとつい譲ってしまう。

きっと今、私の免疫力は最低だろうなぁ。コロナがやってこないことを祈るしかない。

うろんころんの雑記帳