セカンド

桜色のスタンプ

小説/詩

数えきれないほどの桜の花びらが
舗道をピンクに染めている

花びら一枚一枚が
桜色をしたスタンプのよう

幾つもの想いがそこには有り
喜びや悲しみが封じ込まれている

春の風が吹き
また幾つもの花びらが宙に舞った

華麗に落ちてくるその小さな
花びらの美しさよ

そこに込められた想いは
一体何であろうか

次の日に季節外れの雪が降った
そしてそれらは白い景色に封じ込められた

純白の冷たさの中に
桜色の小さな花びらを見つけた

わたしはそこに
優しく萌える暖かさを感じた

瞬間少しだけ融けた喜びと悲しみに
雪が染まった

  • セカンド

    セカンド

    2020/04/02 00:16:10

    令実 様

    近くの中学校から花びらがいっぱい飛んできます
    庭や駐車場にピンクの花びらが舞い落ちてきます

    先日の雪で姿を消したと思ったら
    雪解け後にに何事もなかったかのように顔を出しました

    でそれを見て何となく浮かんだのですが・・・

    そうですね今年の桜はちょっと違った花のようです
    なんとなく寂しげに見えます

    人があっての桜なのかもしれませんね
    春の心はのどけからまし・・・

    桜に心がほんろうされるのが春の楽しみなのかも?




  • 令実

    令実

    2020/04/01 16:06:35

    地面の花弁は雨(雪)が浸みて時間が経つと透明になって輪郭が残り、本当にスタンプみたいです。
    今年は人に踏まれずに綺麗に残るのかな。
    テレビに映し出された人の居ない桜並木がはそこだけ違う時空のようです。
    自然のままの姿なれど、逆に人の恋焦がれる念に染まっているかもしれません。
    桜も、賑わいのなさを嬉しくも寂しくも感じているかなあ。(*^^*)