ちゃっちゃと告訴状をしたためたいくらいの事件でしたが、
はああー（大きな溜息）
この手の年寄りは、もう、自分の意見を曲げません。

細かくは書きませんが、
まあ、よくある侵入窃盗事件です。

「すみません」と一言、謝ればいいモノを、
「うちの息子は、警察官じゃ！」と言ったもんだから、
さー、たいへん！
和歌山県警北署、飛んで駆け付けて来ましたよ。
（今までで、一番早かったかもしれない）

年老いたこの両親は、「息子が警察官だ」と言うと、
許してもらえるとでも思ったのでしょうか。
とんでもない、
そんなこと言うと、真面目に働いている息子さんでも、
エライことになりますよ。

可哀そうに。

わたし「どーよ？ほんとに警察官？」
警察の皆さん「・・・・」
わたし「告訴状、書こうか？」
警察の皆さん「。。。。」（汗か涙か）

ご両親二人を並べて、
あのね、ここで息子が警察官だなんて言うのは、
一生懸命働いている息子さんが、可哀そうだとは思わないのか。
何のつもりで、息子をこの場に引っ張り出すのか？

同僚のみんなにも、恥ずかしい話になるでしょう？
何故、それが判らない？

こんなこと、よそで言ったら、ごめんで済みませんよ。
・・・と、ここまでしっかり怒ってたんですが、
あらためて見れば、年老いたお二人。
もう、盗ってしまったものは仕方がない。
それは、特別に差し上げますが、
二度としてはいけませんよ。
そう、言ったとたんに「わーっ！嬉しい！」
嬉しい、じゃない！
ああ、ダメだわ、年寄りには分からんのだわ。

息子さん、つくづく気の毒だなあと思って、不問に処しました。
「年寄り叱るな、行く道じゃ」ですものね。
はあああ～（溜息）

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