ギリシャ哲学の幸福論
ギリシャ時代の幸福論
人生に何を求めるかと問われれば「幸せ」と答える人は多い。
しかし、「幸せとは何か?」と問えば答えは千差万別!
例えばー生きがいのある仕事
家族との平穏な生活
燃え尽きるような恋
極上なフレンチと芳醇なワイン などなど
日本がまだ縄文時代の頃、すでにこの問題を考えていた人たちがいた!そしてその後の社会に2500年以上にもわたり影響を与えてきたギリシャ哲学の幸福論を紹介します。
(1)快楽主義(エピクロス) 人間の行動目標は「快楽」であり
それが幸福そのものだ。
「幸福な状態」とは肉体的な苦痛がなく精神的な平静であ
る。それは欲望に支配されひたすら快楽を求める「享楽主
義」とは異なる。
(2)禁欲主義(ストア派・セネカ) 人間の本質は「理性」であ
り、人間の欲望や感情は理性に
よって支配されるべきである。欲望や感情を抑え、理性に
よって生きることこその中に幸福がある。快楽は悪しき中
にも善き中にも存在する。快楽は壊れやすいが「徳」は気
高い。徳(道徳)こそ善き生活を営む中で得られる。
新型コロナウィルスが蔓延し、息苦しい社会が訪れている。こんな時10万円貰っても決して不満が解消し先行きが明るく開かれることはない。
我々は何が欲しいのか、どうすれば豊かな生活ができるのか、誰にそれを実現される政治を託すのか、じっくり考えさせてくれるチャンスが来た!