チェーホフの「ふさぎの虫」
ロシアの冬は厳しい寒さだ
一週間前に大事な息子を亡くした馬車の御者イオナが
誰にも話しをきいてもらえない
きいてもらいたいのに、吐き出したいのに
同情してほしいのに、寄り添ってほしいのに
労働にふさわしくない金額で乗せた下品な客の
ののしり言葉や暴力にあっても
ひとりで息子のことを考えるほうが耐え難いのだ
ほんの2つの仕事を終えて御者が休む宿に戻った
イオナは若い仲間にも優しく語りかける
それでもだれもイオナの話に耳を傾ける者はいない
イオナは相棒の馬に向かって話す
「今な、例えば、お前に子馬がいたとする。 おまえは
その子馬にとっちゃ、産みの母親だ…。 それが急にだな、
ほかでもない、その子馬がくたばっちまったとしたら…。
かわいそうじゃないか?」
言葉は人を救えるし、
言葉で人は殺される
相手の立場にたって寄り添うことを
人間でない動物が果たしている
なにも難しいことは必要ないのかもしれない
相手のことを想う気持ちさえあれば
自分だったらと考えることさえできれば
きっとうまくいくと思う
あずさ
2020/05/30 06:19:10
干草より高級なのはわかったカラス麦
ロシアのパンはカラス麦で作るのかな
あずさ
2020/05/29 20:16:15
沖人さん
ほんとうにそうですね、まずは自分に余裕がないとできないです
イオナの馬にはカラス麦をお腹いっぱい食べさせてあげたいです
観ました!観ました!!
イヴォデヴィチ修道院ですよね お庭が綺麗だと思いました
お墓ゾーンもとても明るくて風が光ってました
音で名前を表すってアイデアですね♪
沖人
2020/05/29 19:53:41
ご飯を食べながら、ロシア語スキーを見ていたら、チェーホフのお墓が出てきた。
ショスタコービッチのお墓は面白いデザインでした。
沖人
2020/05/29 17:35:53
相手の立場になって、考えるのはとても大事だね。
自分が関係なければ、簡単なことだけど、自分に関わることだと、分かっているけど、難しい時もある。
相手の立場になるためには、自分に余裕があったり、自信があったりしないといけない。
そのためには、もぐもぐ干し草を食べながら、話を聞いてあげないといけない。